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元気なうちにやりたかったことをやろう!そんな思いで2011年3月より8月までマラウイで薬剤師として派遣されるマラリエ生活を綴った日記です。
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2024/09/21 (Sat)
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2011/05/07 (Sat)

首都翌日は買出しへ。首都に上がるまでの3日間断水していて、首都の前日
残されたわずかな水でどうしてもコーヒーが飲みたかった私は
電気ケトルの最低限の水量以下でお湯を沸かした。
ふとみるとケトルがオレンジに輝いている!やばい!とスイッチを
消して中を見ると金属が溶けていた。
首都の方が安いだろうと見に行くとイスラム系のショップでなんと1700クワチャ!
しかも“TOKYO”ブランド!どこの国が作ってるんだか…。
他のショップやムジンバでは4000クワチャくらい。やったね!

ということで、他にも種類が豊富な首都で日用品を買って疲れてランチ。
そして初のマラウイでのソフトクリーム♪
カプチーノっていうから全体がカプチーノかと思ったら違うのね。
でも出てくるときに既に線みたいに出てきてておもしろかった。
味は普通。でもムジンバでは食べれないソフトクリーム堪能しました~。
 
26日は大統領府訪問。グループ写真はたいぞーくんのカメラで撮ったんだけど
サイズを変えられず載せられず…。
賞味10分あったかな?くらいのもので、みんなは2週間のレッスンの成果で
現地語で話していたけど私は名前と「少しずつトゥンブカ勉強してます」を
現地語で言って他は英語。悔しいな。ま、しょうがない。
 
久々のJICA事務所近くでのみんなでのランチ。
太ってきていると思われるのでベジタブルを注文。
どっかりお豆さんでおいしかった。400クワチャ。
P1080856.JPG









そろそろこっちの定番が見えてきていると思うけど主食がシマかライスかポテトで
付け合わせが牛かチキン。湖にいくと魚も出てくる。
どこもこんな感じでマラウイ第3の都市まではピザやインド人の作るカレーも
食べられる。ムジンバは第4の都市で残念ながらピザはない。
 
翌日、同じムジンバ県病院に勤めているモザンビークの旅行から帰ってきた
アッキーとタクシーでバスデポへ。
しかしタクシーが時間になっても来ず、遅れてきてギリギリ間に合ったか!?
と思いきや8時半くらい発(人がいっぱいになれば行ってしまう)の
ムジンバ行きは既にいなかった。でも運よく10時くらいにバスが来て乗車。
 
途中の止まった街で売り子から買ったサモサ(3つで50クワチャ)は
中にはご飯が入ってた。
揚げ物のパンもよく売られているけど、時に油の臭さにオエっとなってしまう。
今回は1個を隣の子にあげて残りの1個がおいしく、1個がオエっだった。
P1080857.JPG
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ムジンバにあと1時間という街で、あっきーがいつも買うという
ヤギの串焼きを食べた。1串25クワチャ。
 
そしてトイレに行きたかったのでトイレに行った。
なんとなくバスの音が聞こえて焦って出て鍵を閉めるとやっぱりのろ~っと
動き始めた!叫ぶ私。中で叫ぶアッキー。
そしてトイレの鍵を渡したおばさんがなんか叫ぶ。
振り向くと私のティッシュケース。それを取って急いでバスへ。
バスの中でみんなが笑う。アッキーと一緒でよかった~。
みんな降りて色々食べてたから油断していたわ。
次からはドライバーにちゃんと言わないと!
私ってばインドでも動き出した電車に飛び乗ったり、
ノルウェーでも車両交換とわからず焦って電車を追いかけたりと、
割りと海外で走ってるな。間に合うからいいんだけど。
 
ということで帰りは5時間かかり帰宅。ドミを出てから7時間半。
首都は遠い。疲れた~!
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2011/05/07 (Sat)
24日、日曜日久しぶりの首都へ。
朝7時半前にムジンバから乗って着いたのは12時近かった。
トイレ限界でバスデポについてすぐにトイレへ!
遠いなぉ…。しかもここからまた30分くらい歩かなきゃいかん。
 
お腹も空いて長期隊のみほちゃんと連絡をとってみんなのランチに合流。
汗だくでレストランへ。
そこには焼けた長期隊男子と白い肌のスウェーデン人がいた。
長期隊は先週湖畔へ旅をしていてその時のドミトリーで知り合い、
前日に首都のスーパーでばったり会ったらしい。
彼がローカルのサッカーの試合を見に行くと言うので私も行きたい!と言った。
 
へ~こんなスタジアムあったんだぁ!というくらい広い。
入場料は100クワチャ(日本円になおすには1/2)。
瓶のジュースが1本50クワチャだから安いな。
入ってみるとすごい人、そして直射日光がさんさんと照りつける。
よくこんな中サッカーして倒れないなと思う。
たいぞーくんに時々日よけになってもらいつつ、マラウイアンの試合に対する
反応に合わせて「イ~!」と叫んでみたり、スウェーデン人のアイザックと
話してみたり、点が入ると盛り上がってる風を演じて無事試合終了。
一応応援していた(?)黄色のチームが勝った。わーい。
しょーごくんはすっかり馴染んでおとなしくゲームを観戦してました。
相変わらずの大人の少年です。
P1080833.JPG
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この日の夜ご飯はサッカーに行かなかったみほちゃんとじゅりちゃんが
タコスを作ってくれました♪おいしかった~♪
そして一生懸命隠していたのに自由人たいぞーくんが
「誕生日祝うんでしょ?」的発言をしてしまいサッカーに行きたかったのに
行かずに残って用意をしていたみほちゃんはショックを受ける。
これぞ同期マラウイ隊の構図。久々に会ったみんなの定位置は変わらずで笑えた。
唯一、リーダーしんごくんが辛口に変化していたのが更に笑えた。
ということで、後で出すはずだったじゅりちゃん作のケーキが登場。
とってもおいしかった~♪
P1080848.JPG







 
少し先のしょーごくん(5月初旬にみんなは任地に行って長期隊は
任地になれるため2ヶ月間任地を離れることは禁止されている)と
私の誕生日をお祝いしてくれた。
プレゼント(ケーキの横のカップ)もあって、前日疲れ果てていたみほちゃんが
作ってくれたみんなからのメッセージカードも頂きました! P1080865.JPG








みほちゃん、本当にありがとう!
もちろん、同期(?)マラウイ隊のみんなもありがとう!
マラウイ隊それぞれの個性を強く感じる1日でありました。ジコモ!
2011/04/28 (Thu)
4月22日はグットフライデー。
キリストが十字架にかけられて亡くなった日だそうだ。
土曜日は審判の日。そして日曜に復活したそうだ。
この復活というミラクルはクリスマスと同じくらい貴重なことだそうだ。
と、クリスチャンのウォッチマン(おうちの見張り番)に聞いた。
ムジンバに来て3日目くらいに例のマイケルウォッチマンに
「23日はユースプログラムがあるから教会にぜひ来てほしい」と言われていた。
 
前にも歌のことで触れたがこの国は本当に生活の一部にキリスト教がある。
病院での会議の始まりと終わりにはお祈りがあり最後にみんなで「アーメン」。
そして首都から大型バスで帰ってきたのだがその出発時もいきなり隣の女の人が
なんか言い出したと思ったら暫くして乗客みんな「アーメン」と。
今まで30カ国くらいの国に行ったけど逆にこんなに生活に宗教がない日本の方が
珍しいのかもしれない。
 
ということで、23日にウォッチマンと教会へ行った。
大勢の人が集まるため屋外にたくさん椅子が並べられていた。
9時から開始だったけどぞろぞろ徐々に集まるといった感じで、
歌やお話が続く。
相変わらずの歌のハーモニーにうっとりしていたら
ウォッチマンに「一緒に歌おう」と言われトゥンブカ語の賛美歌を
見ながら歌ってみる。
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すると何回目かに「い~つくしみふか~き~」の音楽が♪
私は中高とプロテスタントの学校に行っていたので「おぉ!」と
思い日本語で歌った。
キリスト教にも色々あって私にはよくわからないけど、そしてプロテスタントでは
ないはずなのに同じ歌が流れていてますますわからないまま時が過ぎていった。
 
隣のマイケルが小声で英語の聖書を貸してくれて「ここだよ!」
というので読んでみる。
昔から宗教観に興味があるものの宗教心を抱けたことはない。
JICAの事前研修で宗教学の先生に「心からキリスト教を信じている人は
復活を信じているから死ぬのは怖くないんですか?」と質問したときの答えは
「その通り!」だった。
 
そしてそれを確かめるべく今までウォッチマンや同僚に質問したところ
笑いながら「怖くないよ!」とみんな答える。本当に!?すごいなぁ。
「なんで神を信じないの?」とよく聞かれて
「キリスト教の考え方は一部同意できる。でも私は死ぬのが怖いから
信じてはないんだと思う。どうして信じられないのかはわからないよ。」
というのが私の今のところの回答。
 
少し疲れて午前中を終え、ランチをレストランで食べる。
今日は牛。お豆もたっぷりついていて280クワチャ(150円くらい)。
P1080826.JPG








楽しみにしていた午後のユースプログラム。
子供たちが歌ったりスピーチしたりするという。
しかし、熱いお話が続き、途中でマイケルが
「時間が押しててプログラムは今日は中止になった」と。
疲れていた私は帰路についた。すると教会のまわりには
出るはずだった子供たちが落胆してゴロゴロしていた。
 
神様への熱い想いもわかるけど、子供たちのことも考えてあげればいいのに。
「隣人を愛せよ」はどこに行ってしまったんだろう。
そして「隣人を愛する」のであれば、会議に遅れるとき連絡するとか、
病棟の食べ物をもっていったり出来ないのではないか?
最後の審判で裁かれるときに平気なの?
こう思うのはまだまだ宗教を理解していないのかな。
 
といいながらも、やっぱりハーモニーはきれいで人を安らかにすると思い、
宮城の被災者にマラウイからメッセージを送ろう!と企画している人がいて
そこに参加して私は歌を動画で送ろうと考えている。
ウォッチマンにはもう話してあって、「もちろんいいよ!」と。
宗教心のない私を受け入れてくれて本当に感謝感謝。
 
今度は同僚や他のウォッチマンの教会にも足を運んでみようと思っている。
太鼓で踊ったりする教会にいっているウォッチマンもいて楽しみだ。
やっぱり私は日本人の典型で宗教は祭事なのかもしれない。
 
*A先生、もしキリスト教で間違えているところがあればご指導下さい。

2011/04/25 (Mon)
4月17日、私のママの誕生日の日、
めでたく私のウェルカムパーティーが開かれた。
この日は朝から停電プラス断水。
看護師さんと待ち合わせのスーパーもろうそくで対処。
P1080728.JPG
 











調整員さんの豪邸まで20分くらいの道を、途中ムジンバ空港
という大統領のみが使うらしい原っぱを通り越して向かった。
写真が滑走路を歩く看護師さん。
P1080729.JPG
 








ムジンバ隊員他、エイズ対策で翌日から会議がある
というのでエイズ対策隊員の方たちも含め15人くらいで
持ち寄りパーティーをした。
 
調整員のおうちは水タンクがあり断水知らず。
そして隊員も何人も泊められるよう広い。
犬も何匹もいて子猫もいた。
庭にはバジルやしそなど、花壇にはお花が咲いていた。
 
私はマラウイに来てちょうど3週間くらいで、自炊をしているせいか、
庭の野菜を食べているせいか、もとからあんまりこだわっていないからか
そんなに日本食には飢えていない。
けれども自分が持ってきたちらし寿司の素はなんだか懐かしかった。
他にも日本食は大豆とひじきの煮物、春雨とわかめの酢の物があって
やっぱり日本はおいしいなぁと思った。
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ムジンバ県病院に働く私であるけれどもここには栄養士、看護師、
そしてアドミニストレーターの隊員がいる。
このアドミニストレーターのまささんが5月19日誕生日なので
お祝いしようとみんなで歌い、ケーキカットをするにあたり
主賓の私が共に共同作業をすることになった。
私のほうが肉肉していている。いつのまにこんな腕になってしまったんだ…。
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2週目に活動目標を決めてからこのまささんには本当にお世話になっている。
私がどのように動かして行きたいか伝えると私が必要な人とへ繋いでくれる。
そのお陰で小さいことだけれどもすでに少しシステムを作ることが出来ている。
イウェオ チョメーネ である。
 
JOCAというJICAからの仕事をサポートしたりする機関
(たとえば私が受けた研修は全てここが仕切っていた)
の夫妻+息子さんも参加された。
P1080732.JPG
P1080733.JPG










 
そしてこてこての関西出身の旦那様がチブクというお酒を持ってきてくれた。
これはシマの素であるメイズと雑穀をあわせたお酒だそうで
高給取りは飲まないらしいが一般人がよく飲んでいるお酒だそうだ。
味はヨーグルトの上澄みにざらざらした感じがプラスされたような感じ。
箱には「INTERNATIONAL BEER」と書かれている。
やるな、マラウイ。
 
そんなこんなで昼の12時から夜の8時過ぎまでだらだら食べ飲み続け、
外に出ると星がきれいな満月の夜でありました。
 
2011/04/25 (Mon)
家、病院、人物紹介は後ほどするとして自分を追い込むために
ムジンバでのこの3週間の活動について紹介しようと思う。
                                         
1週間は薬局内やらモーゼスについていったりしてなんとなく把握しながら
気が付いた問題点を記録していった。
他の隊員に聞いたりして5ヶ月で解決できるものなのかを選別した。
 
2週目からはアドミニストレーターが会議に呼んでくれたりして出席したり、
活動計画(JICAに1ヶ月以内に報告するもの)を作り、
かつ始められるものについては動き始めた。
金曜日には薬局長と活動計画を確認し不要なものや意見などを聞いた。
この際薬局内業務は半日程度は手伝うが後任も来ない
(JICAが震災のため応募をストップしている)ことから
マンパワーで働くことは無意味で他は活動に時間を費やすことで合意。
これで動きやすくなった。
 
3週目、薬局に手や作業台を拭くものがなくスタッフは服や白衣で拭いている。
素手で薬を触ることも多々あるので手を洗うことを意識付け、
タオルを使いたくランドリーの作業と繋げて常にきれいなものが使えるように
シーツなどを洗っているルートをそのまま応用することにした。
薬局についてはタオルを調達し、ランドリーに薬局の棚を作成してもらい
取れるようにした。
これで「シマを食べるときに必ず手を洗っているように、
薬を触る前には手を洗いましょう」が言える。蛇口に掲示も出来たらいいな。
この提案で病棟のダスターも再利用をすることになり
(コスト優先で質が上がってから使い捨てにすればいいと思う)
ランドリーがお知らせを作成し朝のミーティングでもアナウンスし、
あっという間に動き始めた。
 
そしてもうひとつが病院の下の施設である30くらいのヘルスセンターから
毎月在庫の発注が紙ベースで集まってくる。
ヘルスセンターにはネットが繋がっていない。
ちなみにマラウイの電気普及率は7%。
そのため、この紙を車か郵便で持ってくる。ガソリン不足だというのに…。
ゆえに遅れる。これをあるソフトに入れるのだがそれが手作業で時間がかかる。
10日までにうちの病院がまとめて卸に提出するのだが当然間に合わない。
ソフト自体をどうにかしようと考えたが薬局長いわく
ヘルスセンターからきちんとくれば間に合うらしい。ほんとに?
 
ということで、他の隊員の活動からどうやら毎日なんかしら車が
各所をまわっているらしいことを知り、そのルートにのっけられないかを考えた。
トランスポートオフィサーと話ができ、毎日行っているヘルスセンターは
17箇所で前日までに渡せば翌日の便にのせてくれるという。
私は専用封筒を作成して受け取りサイン、ドライバーサインなどを
つけてそこにのっける(これは他の隊員が違う活動で使用している手法)。
ヘルスセンターからは逆のパターンでこちらへ送る。
これで使う時間とガソリンが減る。ヘルスセンターの半分くらいしか
まかなえないけれども無いよりいいでしょ。
何個かの施設が早く来れば上等かなと。
 
薬剤師じゃなくて運営的な視点で見ている。
この点では直近で働いていた病院での委員会運営の経験が活用できている。
これで出来た時間で将来質が向上できればいいのだが…。
 
22日からこちらはイースターホリデー。4日間のお休みだ。
それに続いて外務省訪問があるので仕事が進むのは5月以降。
あっという間に1ヶ月が終わる。
あと賞味3ヶ月半(最後の1週間くらいはは首都で挨拶やら報告会がある)。
来月は処方箋なしに薬を持っていくスタッフに対しての対策で動き始めるつもり。
キッチンの食料も持っていっている。これも一緒に改善したい。
はぁ…。
 
 “I don’t waste my ( or Japanese) money and time!!” と
 “”We can save money and time.”
私の最近の決まり文句。
たいていこう言っているときは熱くなって議論しているとき。
どうしても口調がきつくなり、通常よりもさらにわけわからない英語になる。
日本にいたときも熱くなると口調がきつくなる。
子供だな。まだまだ大人になれないなぁ。
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