元気なうちにやりたかったことをやろう!そんな思いで2011年3月より8月までマラウイで薬剤師として派遣されるマラリエ生活を綴った日記です。
2011/04/25 (Mon)
家、病院、人物紹介は後ほどするとして自分を追い込むために
ムジンバでのこの3週間の活動について紹介しようと思う。
1週間は薬局内やらモーゼスについていったりしてなんとなく把握しながら
気が付いた問題点を記録していった。
他の隊員に聞いたりして5ヶ月で解決できるものなのかを選別した。
2週目からはアドミニストレーターが会議に呼んでくれたりして出席したり、
活動計画(JICAに1ヶ月以内に報告するもの)を作り、
かつ始められるものについては動き始めた。
金曜日には薬局長と活動計画を確認し不要なものや意見などを聞いた。
この際薬局内業務は半日程度は手伝うが後任も来ない
(JICAが震災のため応募をストップしている)ことから
マンパワーで働くことは無意味で他は活動に時間を費やすことで合意。
これで動きやすくなった。
3週目、薬局に手や作業台を拭くものがなくスタッフは服や白衣で拭いている。
素手で薬を触ることも多々あるので手を洗うことを意識付け、
タオルを使いたくランドリーの作業と繋げて常にきれいなものが使えるように
シーツなどを洗っているルートをそのまま応用することにした。
薬局についてはタオルを調達し、ランドリーに薬局の棚を作成してもらい
取れるようにした。
これで「シマを食べるときに必ず手を洗っているように、
薬を触る前には手を洗いましょう」が言える。蛇口に掲示も出来たらいいな。
この提案で病棟のダスターも再利用をすることになり
(コスト優先で質が上がってから使い捨てにすればいいと思う)
ランドリーがお知らせを作成し朝のミーティングでもアナウンスし、
あっという間に動き始めた。
そしてもうひとつが病院の下の施設である30くらいのヘルスセンターから
毎月在庫の発注が紙ベースで集まってくる。
ヘルスセンターにはネットが繋がっていない。
ちなみにマラウイの電気普及率は7%。
そのため、この紙を車か郵便で持ってくる。ガソリン不足だというのに…。
ゆえに遅れる。これをあるソフトに入れるのだがそれが手作業で時間がかかる。
10日までにうちの病院がまとめて卸に提出するのだが当然間に合わない。
ソフト自体をどうにかしようと考えたが薬局長いわく
ヘルスセンターからきちんとくれば間に合うらしい。ほんとに?
ということで、他の隊員の活動からどうやら毎日なんかしら車が
各所をまわっているらしいことを知り、そのルートにのっけられないかを考えた。
トランスポートオフィサーと話ができ、毎日行っているヘルスセンターは
17箇所で前日までに渡せば翌日の便にのせてくれるという。
私は専用封筒を作成して受け取りサイン、ドライバーサインなどを
つけてそこにのっける(これは他の隊員が違う活動で使用している手法)。
ヘルスセンターからは逆のパターンでこちらへ送る。
これで使う時間とガソリンが減る。ヘルスセンターの半分くらいしか
まかなえないけれども無いよりいいでしょ。
何個かの施設が早く来れば上等かなと。
薬剤師じゃなくて運営的な視点で見ている。
この点では直近で働いていた病院での委員会運営の経験が活用できている。
これで出来た時間で将来質が向上できればいいのだが…。
22日からこちらはイースターホリデー。4日間のお休みだ。
それに続いて外務省訪問があるので仕事が進むのは5月以降。
あっという間に1ヶ月が終わる。
あと賞味3ヶ月半(最後の1週間くらいはは首都で挨拶やら報告会がある)。
来月は処方箋なしに薬を持っていくスタッフに対しての対策で動き始めるつもり。
キッチンの食料も持っていっている。これも一緒に改善したい。
はぁ…。
“I don’t waste my ( or Japanese) money and time!!” と
“”We can save money and time.”
私の最近の決まり文句。
たいていこう言っているときは熱くなって議論しているとき。
どうしても口調がきつくなり、通常よりもさらにわけわからない英語になる。
日本にいたときも熱くなると口調がきつくなる。
子供だな。まだまだ大人になれないなぁ。
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