元気なうちにやりたかったことをやろう!そんな思いで2011年3月より8月までマラウイで薬剤師として派遣されるマラリエ生活を綴った日記です。
2011/08/27 (Sat)
ムジンバのお祭り以降バタバタでネットの状況も悪く更新できず、そのまま日本に到着。
8月23日羽田に到着した私だが、ただの旅行記になってしまっているブログを
このまま終わらせるわけにはいかず、日々の生活で感じたこと、活動の中で
知ったことなどなどを記してから終わろうと思う。
ネットも数倍早いし、画像のアップもすぐできるしすっきりして終わらせよう。
今日のお題は「チャンチュン。」これは中国人をバカにした呼び方。
南部の方は頻度がすごいらしく北部はかわいいものらしい。
私たち日本人は中国人となんら見た目が変わらない。
なので、マラウイ人は私たちに時に「チャンチュン!」と呼びかけ笑う。
何故、マラウイ人は中国人をバカにするのか?なぞだった。
だって、中国ショップのお陰であったかい毛布が安く買えたりチ
ャイニーズクリニックの先生がいたり中国が立派な国会議事堂を建ててくれたりするのに。
確かにマラウイ人も言うように中国製のものは長持ちしない。
けど、おかしくないか?
子供たちも大人に習う。
小さい子供たちは「アズング(外人)!」と笑顔で言ってくる。そして「チャイニーズ!」とも言ってくる。
私は人に向かって「外人!」とか「中国人!」と言うことが不自然に感じて仕方がなかった。
始めのうちは「ヤーイ(No)チャイニーズ。ジャパニーズ。」と訂正していた。
が、違うよね?私たちって外人呼ぶとき「外人!」と話しかけない。
子供たちに「~人!」という呼び方をする大人になってほしくはなく
少しだけ現地語を覚え始めた私が2ヶ月くらいたってから始めた草の根教育。
まず最初にしたことは「マラウイアン!」と呼び返す。なんか変だなと感じてくれるかな?と。
でもあまり効果はなく、少しの現地語で「ヤーイ(No)アズング。イネディネ(私は)りえ。」と言
い続けた。あまり理解をされないと、「ンジャニ(名前は?)」と一人ひとり聞いて
その最後に再び「私はりえ」と言う。そうするとわかってくれる。きれいごとかもしれないけど
人種ではなく、国ではなく「個人」を見るようなってほしかった。
隊員の中には「ヤーイ チャイニーズ。ジャパニーズ!」と言っている人がいて
私もそのまねをした。けど、その中で「この子達は果たして日本を知っているのか?」と
思い、笑顔で「チャイニーズ!」と言ってきた5歳くらいの女の子2人に
「ムクマーニャ ジャパン(日本知ってる)?」と聞いてみた。すると「ヤーイ(No)」と。
ならしょうがないよね~。私だってアフリカ人の中でこの人この国!って言えないし
アフリカの国全部知ってるわけじゃないもん。
ということで、チャイニーズはある意味しょうがない。
しかしこれはどんな理由でもおかしい。中国語の話し方のマネをしてくる子供+大人。
すれ違うと「&%#%&$*・・・」と鼻声で言って笑いまくる。
「だから?」と思う。何が言いたいの?と。これに対して、初めは怒っていた。
「私は日本人でそんな話し方しないし、たとえ中国人であってもマネをして笑うのはおかしい!」と。
しかし更に笑う。
そこである日からそんな風にされた場合、私はピタッと立ち止まりその子供たちのところに行き
ジッと見ることにした。私は現地語が話せなく、英語がわからない子もいるのでジッと見て
「何を話したの?」という。たいてい目をそらす。逃げる。なので、頭を持って顔をこっちに向ける。
結局は逃げて終わる場合が多かったけど本当に許せない。
教育を強化したい。
そしてある日薬局でのこと。
アッキーが薬局に来て日本語で私と会話して帰っていった。
すぐに同僚のモーゼスが「$&%#*#%$・・・」と言って笑う。
「え?なんで?何したの今?」
「いやいや、中国人の真似しただけだよ。」
「てか、私たち中国人じゃないし!!日本人って知ってるよね?なんで真似したの?
You are stupid!!」
「ごめん」
「マラウイの人でそんな風に真似をする人がいるけどおかしいと思う。私たちはマラウイの言葉と違うけど
それを真似して笑うことなんてしない。違いを笑わない。あなたは違いを受け入れるべきでしょ!!
それに中国はたくさんマラウイをサポートしてるよ?お互いを尊敬しあうべきでしょ!?
将来日本に行って働きたいって言ったよね?違いを笑う人はインターナショナルになれない!!」
「わかった。でもstupidはないだろ。」
「いや、stupidだね。違いを笑うのはおかしい!!!!!!」
薬局シーン・・・。私はこの5ヶ月嫌われていいと思って何でも言ってきた。
モーゼスと何度も仕事なり色んなことで言いあいをしてきた。
言い合いなんて、目的のためだからなんとも思わないけどこの一件だけは違う。
アジア人をバカにしていることがわかった。
他の隊員と話していてもアジア人をバカにしているんだなぁというエピソードが
時々出てくる。
ある学校隊員は「英語がなまっているから元の先生に変えてください」と言われたり。
もちろんそんなマラウイ人ばかりじゃないけど悲しいなぁ。
でもでも、そんなモーゼスに対してもやっぱり最後はありがとうと思い
お揃いのTシャツをあげた。
特注で前面にマラウイ国旗。ありがとう!とトゥンブカ語で書き
後ろは託す思い「5S、糖尿病教室、薬局の改善に責任を持っています」を書いた。


こういうなんだかんだいっても、優しくしてしまうのが「日本人」なのかもなぁ。
りえはやっぱり日本人なのです。
8月23日羽田に到着した私だが、ただの旅行記になってしまっているブログを
このまま終わらせるわけにはいかず、日々の生活で感じたこと、活動の中で
知ったことなどなどを記してから終わろうと思う。
ネットも数倍早いし、画像のアップもすぐできるしすっきりして終わらせよう。
今日のお題は「チャンチュン。」これは中国人をバカにした呼び方。
南部の方は頻度がすごいらしく北部はかわいいものらしい。
私たち日本人は中国人となんら見た目が変わらない。
なので、マラウイ人は私たちに時に「チャンチュン!」と呼びかけ笑う。
何故、マラウイ人は中国人をバカにするのか?なぞだった。
だって、中国ショップのお陰であったかい毛布が安く買えたりチ
ャイニーズクリニックの先生がいたり中国が立派な国会議事堂を建ててくれたりするのに。
確かにマラウイ人も言うように中国製のものは長持ちしない。
けど、おかしくないか?
子供たちも大人に習う。
小さい子供たちは「アズング(外人)!」と笑顔で言ってくる。そして「チャイニーズ!」とも言ってくる。
私は人に向かって「外人!」とか「中国人!」と言うことが不自然に感じて仕方がなかった。
始めのうちは「ヤーイ(No)チャイニーズ。ジャパニーズ。」と訂正していた。
が、違うよね?私たちって外人呼ぶとき「外人!」と話しかけない。
子供たちに「~人!」という呼び方をする大人になってほしくはなく
少しだけ現地語を覚え始めた私が2ヶ月くらいたってから始めた草の根教育。
まず最初にしたことは「マラウイアン!」と呼び返す。なんか変だなと感じてくれるかな?と。
でもあまり効果はなく、少しの現地語で「ヤーイ(No)アズング。イネディネ(私は)りえ。」と言
い続けた。あまり理解をされないと、「ンジャニ(名前は?)」と一人ひとり聞いて
その最後に再び「私はりえ」と言う。そうするとわかってくれる。きれいごとかもしれないけど
人種ではなく、国ではなく「個人」を見るようなってほしかった。
隊員の中には「ヤーイ チャイニーズ。ジャパニーズ!」と言っている人がいて
私もそのまねをした。けど、その中で「この子達は果たして日本を知っているのか?」と
思い、笑顔で「チャイニーズ!」と言ってきた5歳くらいの女の子2人に
「ムクマーニャ ジャパン(日本知ってる)?」と聞いてみた。すると「ヤーイ(No)」と。
ならしょうがないよね~。私だってアフリカ人の中でこの人この国!って言えないし
アフリカの国全部知ってるわけじゃないもん。
ということで、チャイニーズはある意味しょうがない。
しかしこれはどんな理由でもおかしい。中国語の話し方のマネをしてくる子供+大人。
すれ違うと「&%#%&$*・・・」と鼻声で言って笑いまくる。
「だから?」と思う。何が言いたいの?と。これに対して、初めは怒っていた。
「私は日本人でそんな話し方しないし、たとえ中国人であってもマネをして笑うのはおかしい!」と。
しかし更に笑う。
そこである日からそんな風にされた場合、私はピタッと立ち止まりその子供たちのところに行き
ジッと見ることにした。私は現地語が話せなく、英語がわからない子もいるのでジッと見て
「何を話したの?」という。たいてい目をそらす。逃げる。なので、頭を持って顔をこっちに向ける。
結局は逃げて終わる場合が多かったけど本当に許せない。
教育を強化したい。
そしてある日薬局でのこと。
アッキーが薬局に来て日本語で私と会話して帰っていった。
すぐに同僚のモーゼスが「$&%#*#%$・・・」と言って笑う。
「え?なんで?何したの今?」
「いやいや、中国人の真似しただけだよ。」
「てか、私たち中国人じゃないし!!日本人って知ってるよね?なんで真似したの?
You are stupid!!」
「ごめん」
「マラウイの人でそんな風に真似をする人がいるけどおかしいと思う。私たちはマラウイの言葉と違うけど
それを真似して笑うことなんてしない。違いを笑わない。あなたは違いを受け入れるべきでしょ!!
それに中国はたくさんマラウイをサポートしてるよ?お互いを尊敬しあうべきでしょ!?
将来日本に行って働きたいって言ったよね?違いを笑う人はインターナショナルになれない!!」
「わかった。でもstupidはないだろ。」
「いや、stupidだね。違いを笑うのはおかしい!!!!!!」
薬局シーン・・・。私はこの5ヶ月嫌われていいと思って何でも言ってきた。
モーゼスと何度も仕事なり色んなことで言いあいをしてきた。
言い合いなんて、目的のためだからなんとも思わないけどこの一件だけは違う。
アジア人をバカにしていることがわかった。
他の隊員と話していてもアジア人をバカにしているんだなぁというエピソードが
時々出てくる。
ある学校隊員は「英語がなまっているから元の先生に変えてください」と言われたり。
もちろんそんなマラウイ人ばかりじゃないけど悲しいなぁ。
でもでも、そんなモーゼスに対してもやっぱり最後はありがとうと思い
お揃いのTシャツをあげた。
特注で前面にマラウイ国旗。ありがとう!とトゥンブカ語で書き
後ろは託す思い「5S、糖尿病教室、薬局の改善に責任を持っています」を書いた。
こういうなんだかんだいっても、優しくしてしまうのが「日本人」なのかもなぁ。
りえはやっぱり日本人なのです。
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