元気なうちにやりたかったことをやろう!そんな思いで2011年3月より8月までマラウイで薬剤師として派遣されるマラリエ生活を綴った日記です。
2011/06/11 (Sat)
彼はアイザック。仕事は絵描きでTシャツとかのデザインもしていると。
5月最後の金曜日。帰り際にスタッフたちと談笑。
「何してるの?」と聞かれ「ンクルータクニュンバ(家に帰る)」
と言うところを流行りの~したいの癖で「ンククンバクニュンバ(家が欲しい)」
とはっきり答え、爆笑される。暫くなんで笑われているか気が付かなかった。
あ~楽しかった。平和な1週間がまた終わってしまった。
さて明日は休みだし、たまには遠回りしようといつもと違う道へ。
いつもとは違う面々のマラウイアン。
しばらくすると、軒先から「サトウキビ食べない?」とお誘いが。
がぶついているマラウイアンを見ながらいつか試したいと思っていた
私は「じゃぁ!」とお庭に入っていく。
さすがに、外側をマラウイアンのように歯でむくことはできず
彼がむいてくれた。そして中身を頂く。
思ったよりやわらかかった。噛むと甘い汁がじわっと出る。
なかなか美味しい。ま、沖縄の方たちはよく食べているんだろうけど。
サトウキビを味わいながらいろいろ話す。
彼はアイザック。仕事は絵描きでTシャツとかのデザインもしていると。
しかしながらやっぱりそれだけではダメなのか、将来は農業や家畜を
やりたいと言っていた。
アイザックから名前を聞かれ答えると「中国人らしくない名前だね」と。
「いやいや、日本人なんで…。」という。
そこからまた日本の話になって途中、アイザックが
「そういえばこの間の震災、ひどかったね。かわいそうに。」と。
そこでひらめいた!この人に何か描いてもらおう!
そうして、すぐにそのことを伝えると「もちろん!」と。
うちにあった紙を取りに来て、翌日には色鉛筆を届けた。
そして完成したのがこれだ。素敵。
トゥンブカで書いてあるのは
「お悔やみ申し上げます。私たちはいつもそばにいるよ。」的な意味。
嬉しいなぁ。優しいなぁ。
先日、被災地の方たちに届ける教会の人たちの歌の撮影も1撮影終えた。
だけどハーモニーが気に入らなかったらしく後日再度撮影をすることになった。
気軽にウォッチマンに頼んだけどわざわざ各グループでうまい人を選出して
練習までしてくれている。本当に優しい。
マラウイから日本へのメッセージ。嬉しい限り。
心からイウェオチョメーネです。
半月前くらいに来たJICA広報の方が、来る2週間前に被災地に取材に行ったとき
まだまだガレキの山だったと聞いた。
姉からは現在でも10万人が避難生活と聞いた。
メッセージが届いて少しでも気持ちを和らいでいただけたらと思う。PR
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