元気なうちにやりたかったことをやろう!そんな思いで2011年3月より8月までマラウイで薬剤師として派遣されるマラリエ生活を綴った日記です。
2011/05/24 (Tue)
先週金曜の朝、薬局に行くとモーゼスが「りえ、明日で世界が終わるんだよ」と。
何!?それは困る~。最近の私のトゥンブカ語で流行りの「…したい」を
使って「ンクンバ クルータ ク ジャパン(日本に帰りたい)!」と
ふざけて言ってみた。すると「今からじゃ間に合わないよ」と。
確かに…。1日じゃ日本につかないもんね…。
どうやらアメリカの教会の誰かがそう言っているそうだ。
そういえば薬局の前でセキュリティの男の子が読んでいたのも
かわいい子供向けの聖書の紹介だった。世界の終わりに備えてたのか!?
この前も物品が2日で消えてしまっていることに怒りを越えて
無言になってしまった私だったけどマラウイアンをどうしても憎めない。
行き帰りの通勤路は癒しの宝庫。
最近は「アズング(外国人)!」と騒ぐ子供に
「ジャパニーズ!私の名前はりえ!」と言っているせいか
「りえ!」とかわいい子供たちが私を見つけると寄ってきて
手を繋いで家の門までついて来る。かわいくてしょうがない。
そしていつだったかついてくる子供たちに何も言えず覚えたての
「髪の毛」を頭をさわりながら「シシ!」と順々に子供たちの頭を
触ったことがあってその時の子たちが「シシ!」と言ってくるので
頭を撫でてシシ挨拶をしたりする。
世界がいつ終わってもいいようにこの癒しの宝庫、私の通勤路の風景を
一気にアップしよう。
チャントンバ(私の住んでる場所)からムジンバ県病院までの道の人々がこれだ!
最初は初日の通勤時。道がわからず聞くと「あの女の人に着いていきな」と
言われ、ただただ着いていって無事到着。茶色い建物が病院。250床くらい。
たくさんのおくらのヘタをつけていてかわいすぎて撮ろうとしたら
みんなが集まってきたのだ。そのためヘタの一部は取れてしまった。
この前話しかけられたレゲエ好きという二人。
楽器は持ってないんだけど好きなんだと言って自慢の髪を見せてくれた。
そして私が昔遊んだように泥水でおままごとをする子供。
通勤路は家の裏側の道を行くが表は小さなマーケットのある道に面している。
表の通りの道はこんな感じ。2週間前にタウンに行こうとしたらみんなが
集まっていて何かと思ったらウェディングだという。みんなで家から
教会に行くと言うので撮らせてもらった。車もリボンをかけてガタガタ道で
いざ教会へ。
パンツをはいていない子もたくさん。
でもなんだか平和。ここがまだマラウイ4番目の街だからかもしれない。
村に行くと違うのかもしれないけどなんだかほっこりする。
今週から村であっきーが最近行き始めた
ヘルスセンターのスタッフへの栄養教育に付いていき、
薬物療法について共に講義させてもらう。先週、資料も完成。
これが定着すればヘルスセンターとの繋がりが
出来てそこでの在庫監督にも次の隊員が入りやすくなるだろう。
そして臨床が好きな私のモチベーションも上がるし、
次の隊員のモチベーションにも繋がるはず。
マラウイを去るのがちょっぴりさみしいこの頃。
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