元気なうちにやりたかったことをやろう!そんな思いで2011年3月より8月までマラウイで薬剤師として派遣されるマラリエ生活を綴った日記です。
2011/04/02 (Sat)
奥がアルコール綿、針、キット、試薬が5回分入ったもので
左が治療薬。右が中に入っているキット。
「では、みなさん練習しましょう」ってことで自分の指を針でさしてキットに血をいれる。
女子三人は割りとすぐに終わったけど男子は時間がかかる。
26歳の少年は「いややわ~。俺絶対こんなんせ~へん!」と断り続ける。
「じゃ、やってあげる」というと「いやや、俺がやる!」と。
結局、彼一人針をささずに終えた。
マラリアには何種類かあって、マラウイで数%しかいない「三日熱マラリア」というのは
本当に三日ごとに熱が上がるらしい。先輩の経験でもそうだったそうだ。
マラリアにかかると熱が40度くらいになるそうでものすごくつらいそう。
薬の副作用で肝機能障害があるためかかった隊員は検査のできる首都で療養するそうだ。
このようにマラウイでは検査がなかなか出来ない。
私が配属になる県病院でも血算くらいなので
「腎機能の悪い人への投与量を減らして在庫を確保しよう!」という案は全く非現実的。
例えば熱が出たらほぼ「マラリアです」となるそうだ。
検査キットのコストと、マラリアではなかった場合に投与されている薬のコストと
どっちが高いんだろう?
日曜日からのムジンバに向けてトゥンブガ語を習得が気になっていた私に
この日ランチのあと出会いがあった。
あるマラウイアンに話しかけられ英語で答えていると人の輪ができ、
「トゥンブガを習いたい」というと一人の女性がトゥンブガを話せるという。
彼女の名前はフロリダ。ノートに英語とトゥンブガ語を書いて説明してくれた。
みほちゃんはチェワ語圏なのでチェワ語を習う。
1時間くらい授業を受けた。そんな中、友達が来ても「私ここにいる友達と忙しいからあとで」と
断ったり、通りすがりの人が私たちに「お金払うんだぞ」と言ってくると
「彼は冗談だから気にしないで」と言う。泣ける~!
そしてわかりやすい。頭がいい。金曜日まで毎日昼休みはフロリダに教えてもらった。
あたりまえだけどどこでもいい人も悪い人もいるもんだな。
この日の午後はマラウイの日本大使館に訪問。
長期が配布されているジャケットを着ていった。
私は配布されていないのでドミにあったジャケットを借りた。
これはJICAオフィスで行く前に撮った写真。
私は海外医療に興味があっただけでNGOだろうがJICAであろうが
何でもよかった。けれども震災のこともあり、私は今とても「国」を感じている。
国が大変な中、国のお金で研修を受け(長期はものすごく手厚い)、
安全も確保され、お金をもらいながら自分の仕事が出来る。
国の機関の中でなんとなく日本の機関やマラウイの機関についても少しだけ
(短期の私は5日間、長期は2ヶ月間の派遣前研修。短期は1週間、長期は1ヶ月の現地研修。)
学んで、本当に感謝している。こんなに優しいんだな。
マラウイと日本は今年で海外青年協力隊40周年。
現時点でマラウイにいる隊員は70名にのぼる。
毎年世界で活躍する隊員は1000人以上。
成果はどうであれこんなに人を世界に送ってそれを長い間続けてて、
もちろんそれを受け入れてくれる他国も素晴らしいけど
日本っていいことしているなと思う。
こんな私に心からありがたいと思う。
明日にはここからバスで4時間くらい北のムジンバへ。
ここドミはネットが使えるので夜でも出来る。
夜間外出を禁止されているため(首都でも)
自宅にネットを引かない私のブログの更新も今後週1程度になるだろう。
来週ウェルカムパーティーが首都であるけど活動優先で欠席予定。
早く任地に馴染みたい。
私たちは毎日ドミから歩いて10分くらいのところからミニバスという
乗り合いバスで20分くらいのJICAオフィスまでいく。
バスの古さは様々。今日はいい感じの音楽も流れて綺麗で
お金を集めるおじちゃんもめちゃくちゃかわいく当たりだった。
水曜日、マラリア検査キットと治療薬が配られた。
奥がアルコール綿、針、キット、試薬が5回分入ったもので
左が治療薬。右が中に入っているキット。
「では、みなさん練習しましょう」ってことで自分の指を針でさしてキットに血をいれる。
女子三人は割りとすぐに終わったけど男子は時間がかかる。
26歳の少年は「いややわ~。俺絶対こんなんせ~へん!」と断り続ける。
「じゃ、やってあげる」というと「いやや、俺がやる!」と。
結局、彼一人針をささずに終えた。
マラリアには何種類かあって、マラウイで数%しかいない「三日熱マラリア」というのは
本当に三日ごとに熱が上がるらしい。先輩の経験でもそうだったそうだ。
マラリアにかかると熱が40度くらいになるそうでものすごくつらいそう。
薬の副作用で肝機能障害があるためかかった隊員は検査のできる首都で療養するそうだ。
このようにマラウイでは検査がなかなか出来ない。
私が配属になる県病院でも血算くらいなので
「腎機能の悪い人への投与量を減らして在庫を確保しよう!」という案は全く非現実的。
例えば熱が出たらほぼ「マラリアです」となるそうだ。
検査キットのコストと、マラリアではなかった場合に投与されている薬のコストと
どっちが高いんだろう?
日曜日からのムジンバに向けてトゥンブガ語を習得が気になっていた私に
この日ランチのあと出会いがあった。
あるマラウイアンに話しかけられ英語で答えていると人の輪ができ、
「トゥンブガを習いたい」というと一人の女性がトゥンブガを話せるという。
彼女の名前はフロリダ。ノートに英語とトゥンブガ語を書いて説明してくれた。
みほちゃんはチェワ語圏なのでチェワ語を習う。
1時間くらい授業を受けた。そんな中、友達が来ても「私ここにいる友達と忙しいからあとで」と
断ったり、通りすがりの人が私たちに「お金払うんだぞ」と言ってくると
「彼は冗談だから気にしないで」と言う。泣ける~!
そしてわかりやすい。頭がいい。金曜日まで毎日昼休みはフロリダに教えてもらった。
あたりまえだけどどこでもいい人も悪い人もいるもんだな。
この日の午後はマラウイの日本大使館に訪問。
長期が配布されているジャケットを着ていった。
私は配布されていないのでドミにあったジャケットを借りた。
これはJICAオフィスで行く前に撮った写真。
私は海外医療に興味があっただけでNGOだろうがJICAであろうが
何でもよかった。けれども震災のこともあり、私は今とても「国」を感じている。
国が大変な中、国のお金で研修を受け(長期はものすごく手厚い)、
安全も確保され、お金をもらいながら自分の仕事が出来る。
国の機関の中でなんとなく日本の機関やマラウイの機関についても少しだけ
(短期の私は5日間、長期は2ヶ月間の派遣前研修。短期は1週間、長期は1ヶ月の現地研修。)
学んで、本当に感謝している。こんなに優しいんだな。
マラウイと日本は今年で海外青年協力隊40周年。
現時点でマラウイにいる隊員は70名にのぼる。
毎年世界で活躍する隊員は1000人以上。
成果はどうであれこんなに人を世界に送ってそれを長い間続けてて、
もちろんそれを受け入れてくれる他国も素晴らしいけど
日本っていいことしているなと思う。
こんな私に心からありがたいと思う。
明日にはここからバスで4時間くらい北のムジンバへ。
ここドミはネットが使えるので夜でも出来る。
夜間外出を禁止されているため(首都でも)
自宅にネットを引かない私のブログの更新も今後週1程度になるだろう。
来週ウェルカムパーティーが首都であるけど活動優先で欠席予定。
早く任地に馴染みたい。
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